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出産の立会い

3年前のことですが、初めて出産に立ち会いました。促進剤を使わない自然分娩です。自分は普通に病院で産んだので、畳の上での出産は初体験でした。なので自分メモとして書き残しておきます。


助産師さん達は、あらゆる手段を用いて陣痛を促します。歩いて重力を使う、気分転換する、アロマや足湯でリラックス、入浴、陣痛のツボ押し、などなど。そして破水すら、陣痛の手助けに。もちろん、医師も常駐しており、胎児の状態をかなり慎重にチェックしながら進めています。


陣痛が強くなり、陣痛の間隔も短くなると妊婦のリラクゼーションが難しくなります。母親が陣痛のない時間に力を抜けないと、胎児が出やすい位置に移動し難いとか。陣痛が押し出す力となり、その陣痛がない弛緩時に赤ちゃん自ら動いてポジションを確保していく。そんな感じですかね。


今回治療家の手が役に立った事があります。ひとつは、産道を確保するために骨盤を開く手助けをすること。もうひとつは、リラクゼーション(この場合、筋肉を弛緩させること、つまり力を抜くことを指します)。


骨盤を開くには、仙骨を尾骨側に押し下げます。ズレがあると下げ難いので、修正しつつ下げます。すると、陣痛が楽になるようです。

リラクゼーションには、筋膜を緩める手技を使いました。陣痛の痛みに耐えた直後に力を抜けと言われても、なかなか難しい。その場合、他動的に筋膜を緩めることで、リラクゼーションにつながりました。また、リラクゼーションには言葉がけも重要なツールとなりました。


※出産時の仕組みについては、立ち会いながら説明を聞いて思ったことです。専門外なので、間違いがあるかもしれません。


こうして産まれた子は、スクスクと育って三歳になりました。この事をきっかけに、産後ケアの大切さを考えさせられ、そこに少しでも携わっていきたいと思うようになりました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊