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顔の火照りが…

60代の女性が、インターネットでモルフォセラピーのことを知り、来てくださった。

整体でタオルを使って首をストレッチされて以来、顔がホットフラッシュのように赤く火照るようになったーという主訴の方。かなり前から、とのことで、初回は今年の3月に施術をした。

頚椎のズレが最も顕著だが、顎が前に突出して姿勢も悪い。腰椎4-5のズレも強くて、やはり腰の重だるさや腰椎も常にあると。

初回では、頚椎をがっつり戻さず、隔週程度で来ていただき、4回目の時にようやくがっつりと戻した。そして肩や頚椎から顔面にかけて神経刺激も丁寧に施していく。その2週間後に来てくださった時の感覚では、顔の火照りは分からないものの、腰痛が気にならなくなったと言われた。

ー 主訴へのアプローチはもちろんだが、右肘や右足首の骨折の既往もあり、右肘については可動域制限もあるため、全体の調整も必要だと判断して進めたが、正解だった。ー

6回目では、頚椎のズレも、神経刺激の感触もかなりよかったので、月一ペースに間隔をあけた。やはり自覚的にも当初の主訴であった顔の火照りが軽くなったと言われる。そして先日酷暑の中を来てくださったのだが、やはり顔は赤いものの、特別という程でもなかった。症状を尋ねると、『去年までは顔の火照りが消えないのでクーラーが常に必要だったが、今年は扇風機でも過ごせるようになった』と。

施術後は身体の軽さや、歩きやすさがあるそうで、また来月も予約された。有り難や。

整形外科的な訴えのみならず、こうした訴えにも対応できるモルフォセラピーの可能性の高さを体感したケースでした。